cnet主催のイベント「buider techday “User Interface & beyond”」に参加して来ました。
結局基調講演の後、MicrosoftとAdobeの講演が終わった所で退出。仕方ないとはいえ、スポンサーの宣伝講演色が強い内容だったので微妙でした。
基調講演 「ユーザーにとってはUIがすべて」 上野 学(ソシオメディア株式会社)は、UIとWebプロジェクトに付いてそこそこ為になったかと思う。何となく判って履いたけど、言葉に落とす、という点で特に。
ただし、UIをきちんとやっていくのは理想だな、という部分はある。全部やるのは難しい。
以下配布資料を元に、まとめメモ。
デザインとは
あるサービスや製品のデザインが良いかどうかは、常にユーザーの視点から判断される。
デザイン=ユーザーが知覚するシステム像
デザイン主導のシステム開発
ユーザーが知覚するシステム像の定義と実現をゴールとする。
- 先ずデザインコンセプトを明確にする
ユーザーが近くするシステム像の基礎となる。すべての意思決定基準となる。なぜそのシステムが必要なのか、それはどのように役立つのか、ということを明らかにする。
コンセプトに反するアイデアは、たとえそれが「便利そう」であっても採用しない
「あったらいいね」という機能は外す - すぐにユーザーインターフェースを考える(画面のスケッチを起こす)
UIデザイン原則- ユーザーに主導権を与える
- 直接操作の感覚を与える
- 一貫性を高める
- 目に見えるようにする
- 操作を可逆的にする
- モードを減らす
- エラーを回避する
- マジョリティに最適化する
- ユーザーの作業を加速化する(一度選択されたものは次からは入力済みにするとか)
- デザイン仕様の検討は少人数で行う
- 機能や画面を減らす
便利である ≠ 機能が多い
機能をシンプル化する方法 - ユーザーを教育しない
UIとして自明にならない機能は基本的に排除する。説明するのではなく、UI自らに語らせる。自然に学習させる。 - 常に動く状態にする
最低限の機能をプロジェクトの初期段階に実装する。 - デザインへのアクセス経路を確保する
要件定義→設計→実装→テスト、の全てに「デザイン」が関わる
いやあ大変だ。